教科書の価格

教科書をお持ちの方はぜひ裏表紙を見て下さい。

一般的に書店流通している本と同じで、ISBNコードが書いてあります。
しかし、定価の記載はありません。

その理由は、教科書の価格は毎年改定されているからなのです。

教科書の中身は、改訂年度まで基本的には変わりません。
毎年各学校からの生徒数をまとめて、必要な部数が各出版社で製作されるので、
教科書の発行年度は、配布(購入)した年の年度が奥付に書かれています。

なのになぜ、価格が毎年変わるのでしょうか?

詳しい理由は勉強不足で知りませんが(汗)
とにかく、毎年文部科学省から国会に、
教科書の定価認可基準の一部を改正する件(平成27年2月6日)
という形で法案が出されて審議され、確定するのが定価です。

そんなわけで、教科書の年度変わりにあわせ、
店に在庫している教科書はすべて引き上げられてしまうので、
2月からは教科書の在庫が無いという事になってしまうのです。

今年はどうやら国会がもめそうな雰囲気ですので、
定価の決定はかなり遅くなりそうな予感がいたします。

こちらとしては、世界経済の動きよりも、
国会の予算審議が一番気になる今日この頃です。